Railway/Reference
静的アウトバウンドIP
Railwayで静的アウトバウンドIPを有効にする方法を学びます。
著者: AIイノベーションズ 阿部隼也(X / Twitter)静的アウトバウンドIP
Railwayの静的アウトバウンドIP機能を使用すると、サービスからのすべてのアウトバウンドトラフィックが、予測可能な単一のIPアドレスから送信されるようになります。
ユースケース
- ファイアウォールのルール: 外部のサービスやAPIにアクセスする際に、そのサービスのファイアウォールで特定のIPアドレスをホワイトリストに登録する必要がある場合。
- IPベースの認証: IPアドレスに基づいてアクセスを制限しているサードパーティのサービスと連携する場合。
- セキュリティ監査: セキュリティやコンプライアンスの要件で、アウトバウンドトラフィックの送信元IPアドレスを固定する必要がある場合。
静的アウトバウンドIPの有効化
サービスの「Settings」タブに移動し、「Networking」セクションで静的アウトバウンドIPを有効にすることができます。有効化すると、サービスに専用のIPアドレスが割り当てられ、すべてのアウトバウンドトラフィックがそのIPアドレスを使用するようになります。
この機能は有料プランでのみ利用可能です。
注意点
- インバウンドトラフィック: この機能はアウトバウンド(サービスから外部へ)のトラフィックにのみ適用されます。インバウンド(外部からサービスへ)のトラフィックは、これまで通りサービスのパブリックドメインを通じてルーティングされます。
- コスト: 静的アウトバウンドIPの利用には、追加料金が発生する場合があります。詳細は料金ページをご確認ください。
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