Copilotのアカウントの種類【個人アカウントでの利用に注意】
Microsoft Copilotを利用するためのアカウント種類を解説。特に法人利用の場合、情報漏洩リスクの観点から有料のビジネス向けアカウントの利用を推奨します。
著者: AIイノベーションズ 阿部隼也(X / Twitter)Microsoft Copilotには、種類があります。
法人利用をしている場合には、個人アカウントを利用すると情報漏洩の危険性があるため、十分に気をつけましょう。
Copilot 2つのアカウントの種類
まずは、Microsoft Copilotを利用するためのアカウントの種類について説明します。
Microsoft Copilotは、個人向けと法人向けの2つの製品があります。
- Microsoft Copilot
プランも個人向けと法人向けで分かれる
個人向けプラン
個人向けのプランは「無料プラン」と、「Proプラン」の2つのみです。
無料プランは、ログインすら不要で利用できるので、どんな人でも使えて非常に便利です。もちろん性能の低いAIモデルを使うことになり、やや物足りなさはありますが、通常利用なら充分でしょう。
Proプランの価格は月額3,200円です。より高性能なモデルを使えたり、画像生成の回数制限が大幅に解除されたり、ヘビーに使いたい方にはオススメです。
法人向けプラン
法人向けプランは有料のみです。
とはいえ、公式HPには記述がほぼ無いものの "Microsoft 365 Business Standard" や "Microsoft 365 Business Premium" などの365系のプランに課金していれば、Microsoft Copilotは自然に「AI学習されない」安全な利用ができることになっています。
一方で、"Copilot for Microsoft 365" というのがあります。(ややこしいですね)
これは全く別の製品です。Word, Excel, PowerPoint, TeamsなどにCopilotが搭載されて新たな機能として使えるようになるものです。365プランに加入したうえで、さらにアドオンとして購入する必要があります。
つまり、以下のように説明できます。
- Microsoft Copilot: AIとチャットができる製品
- Copilot for Microsoft 365: Word, Excel, PowerPoint, TeamsなどにAI機能が搭載された製品。アドオンとして購入するもの。
いやあ、ややこしいですね。
Microsoft 365 Business系のプラン比較はこちら
法人で個人プランを使うと情報漏洩リスクがある
法人で利用するなら、個人プランを使ってはいけません。
なぜなら、個人プランだと、入力した情報がAIの学習に利用されてしまい、情報漏洩につながるものなのです。そのため、かなり慎重に利用しなければなりません。
そうならないための設定も存在するのですが、全社員にそれを指示したところで監視できませんから、やめておきましょう。
一方で、有料版は、データ保護がなされAI学習に利用されないため、安全に使用できるというわけです。
こちらについても、先述のようにMicrosoft 365 Business系のプランにすでに加入していれば、そのアカウント(企業アカウント)を使うことでデータが保護されます。
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