Googleサーチコンソール「検出 ー インデックス未登録」とは?原因・対処法・解決チェックリスト
Googleサーチコンソールで表示される「検出 – インデックス未登録」問題の意味・原因・対処法を体系的に解説。Google社員の見解や公式情報、実体験も交えて、SEOで悩む方に分かりやすくまとめました。
著者: AIイノベーションズ 阿部隼也(X / Twitter)Googleサーチコンソールで「検出 – インデックス未登録」と表示されて困っていませんか?この記事では、「検出 – インデックス未登録」とは何か、なぜ起きるのか、どう対処すれば良いのかを、初心者にも分かりやすく解説します。Google社員の見解や公式情報、筆者の実体験も交えて、2024年最新のSEO対策をまとめました。
「検出 – インデックス未登録」とは?
「検出 – インデックス未登録」とは、GoogleがあなたのページのURLを認識しているものの、まだクロール(内容取得)もインデックス(検索結果登録)もしていない状態を指します。
- サーチコンソールの「インデックスカバレッジ」レポートで確認可能
- 検出=URLの存在は把握済み
- しかし、クロールもインデックスも未実施
「クロール済み – インデックス未登録」との違い
- 検出 – インデックス未登録:URLは認識済みだが、クロールもインデックスも未実施
- クロール済み – インデックス未登録:クロールはされたが、インデックスされていない
※両者は「インデックスされていない」点は同じですが、原因や対策が異なります。
なぜ「検出 – インデックス未登録」になるのか?主な原因4つ
Googleがページをインデックスしない理由は主に以下の4つです。
- サイト全体の評価が低い
- 新規ドメインや低品質サイトはクロール頻度が低い
- 重要なページと認識されていない
- 内部リンクが少ない、階層が深い、孤立ページ
- 質の低い・重複コンテンツ
- 類似・重複ページが多い、内容が薄い
- サーバー過負荷・クロールバジェットの問題
- サイトが重い、大規模サイトでクロール制限
Google公式ヘルプ: 「ページは Google により検出されましたが、まだクロールされていません。これは通常、Google が URL をクロールしようとしたものの、サイトへの過負荷が予想されたため、クロールの再スケジュールが必要となった場合です。」 公式ドキュメント
「検出 – インデックス未登録」の具体的な対処法
1. XMLサイトマップの送信
- サイト全体のページをGoogleに正しく伝える
- WordPressならプラグインで自動生成可
- サーチコンソールで
sitemap.xml
を送信
2. インデックス登録リクエスト
- サーチコンソールの「URL検査」からリクエスト
- ただし、ページ改善なしのリクエスト連打は効果薄
3. クロールバジェットの見直し
- サイト規模が大きい場合は特に重要
- 重複・低品質ページを削除・統合
- サイト構造をシンプルに
4. 内部リンクの最適化
- 重要ページへ適切にリンクを張る
- 孤立ページをなくす
- 階層が深すぎる場合は浅くする
5. ページ品質の向上・統合
- 内容が薄い・重複ページは統合・リライト
- 価値あるコンテンツを増やす
6. 被リンク・サイテーションの獲得
- 外部サイトからのリンクで評価UP
- SNSや他メディアでの言及も有効
7. その他のチェックポイント
robots.txt
やnoindex
タグでブロックしていないか確認- サーバーエラーや遅延がないか確認
Google社員の見解・公式ドキュメントまとめ
Googleのジョン・ミューラー氏は、
- 「自動生成された大量のURL」「不適切な内部リンク」「ページ数が多すぎる」
- これらが主な原因であり、重複や低品質ページを減らし、内部リンクを最適化し、サイト全体の価値を高めることが重要 と述べています。
「Googleが把握しているWebページの99%が『検出はしているが、現在はインデックス未登録』として除外されています。…Googleは、少なくとも現時点では、そのページをクロールするほどの価値がないと判断しているということです。」
よくある質問・誤解(FAQ)
Q. 時間が経てばインデックスされる?
A. サイトやページの品質が高ければ、時間経過でインデックスされることもあります。ただし、何も改善しないまま放置しても解決しないケースが多いです。
Q. 小規模サイトでも起きる?
A. はい。新規サイトや低品質なページが多い場合は小規模でも発生します。
Q. サイトマップ送信だけで解決する?
A. サイトマップ送信は「検出」には役立ちますが、インデックス登録にはページの品質や内部リンクの最適化が不可欠です。
まとめ・今すぐできるチェックリスト
- サイトマップを送信したか?
- 重要ページに内部リンクを張っているか?
- 重複・低品質ページを削除・統合したか?
- サーバーエラーや遅延はないか?
-
robots.txt
やnoindex
でブロックしていないか? - 外部からの被リンク獲得に取り組んでいるか?
筆者の体験談・アドバイス
私自身も「検出 – インデックス未登録」に悩んだ経験があります。特に新規サイトや大規模サイトで多発しやすいですが、内部リンクの最適化・重複ページの削除・ページ品質の向上を徹底したところ、徐々にインデックス数が増えました。
また、SNSや他サイトでの紹介(被リンク)も効果的でした。**「価値あるページを作り、Googleに正しく伝える」**ことが最重要です。
さいごに
「検出 – インデックス未登録」は多くのサイト運営者が直面する課題ですが、正しい対策を積み重ねれば必ず改善できます。本記事のチェックリストを活用し、1つずつ実践してみてください。
PR
Honoで作るAPIのルーティングをディレクトリで分ける方法
HonoフレームワークでAPIのルーティングを効率的に管理する方法を解説。ディレクトリ構造を使ったモジュール化で、大規模なAPI開発もスムーズに。実践的なサンプルコード付きで、TODOアプリを例にした具体的な実装手順を紹介します。
Firebase Admin SDKをインストールする方法 & FirestoreでCRUD操作
Firebase Admin SDKのインストールから実装まで、完全ガイド!サーバーサイドからFirebaseを自在に操る方法を解説。セキュリティルールを超えた管理者権限でのDB操作や、環境変数を使った安全な実装方法まで、実践的なサンプルコード付きで紹介します。