Railway/Guides
Railway CLI を使う
Railway CLI のインストールから認証、代表的なコマンド例、トラブルシューティングまでを日本語で解説します。
著者: AIイノベーションズ 阿部隼也(X / Twitter)Railway CLI を使う
Railway CLI はターミナルからプロジェクトの作成、デプロイ、ログ確認などを実行できる公式ツールです。CI/CD やローカル開発の自動化に欠かせません。
インストール方法
OS | コマンド |
---|---|
macOS / Linux / Windows (WSL) | npm i -g @railway/cli |
macOS (Homebrew) | brew install railwayapp/railway/railway |
Windows (Scoop) | scoop install railway |
その他、シェルスクリプトやバイナリダウンロード、ソースビルドも可能です。
認証 (Login)
初回利用時は以下を実行し、ブラウザで GitHub アカウントを連携します。
railway login
トークン方式の場合は railway login --token <TOKEN>
を使用します。
基本コマンド集
コマンド | 説明 |
---|---|
railway init | カレントディレクトリを新規 Railway プロジェクトとして初期化 |
railway up | ソースをビルド・アップロードしてデプロイを実行 |
railway add | データベースや空サービスなどを追加 |
railway run <cmd> | サービスの環境変数をローカルに注入してコマンド実行 |
railway logs | デプロイ / ビルド / HTTP ログをリアルタイム表示 |
railway domain | パブリック URL を生成・一覧表示 |
railway open | ブラウザでプロジェクト Canvas を開く |
railway unlink | カレントディレクトリと Railway プロジェクトの紐付け解除 |
例: ローカル開発
railway run npm run dev
サービスの環境変数が .env
なしで注入されるため、クラウドと同じ設定でローカル開発できます。
高度なトピック
1. 環境 (Environments)
railway environment
コマンドで production
, staging
などの環境を作成し、--env
フラグで切り替え可能です。
2. プロジェクト切替
複数プロジェクトを扱う場合、railway link
で別プロジェクトにリンクし直します。
3. CI/CD での利用
GitHub Actions などで API トークンをシークレットに保存し、railway up --service api
のように呼び出します。
トラブルシューティング
症状 | 対処 |
---|---|
Error: Not logged in | railway login を再実行/トークン期限切れ確認 |
Project not found | カレントディレクトリが railway link 済みか確認 |
Windows のパス長問題 | Git Bash ではなく PowerShell で実行、またはパス短縮 |
まとめ
Railway CLI を使うことで、GUI に依存せず高速にデプロイと運用が可能です。ぜひ日々の開発フローに組み込んでみてください!
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