マーケティング
Google AnalyticsでUTMパラメータがafjfyfggfeになる主な原因と対処法
著者: AIイノベーションズ 阿部隼也(X / Twitter)問題
ウェブサイトへのリンクに、例えば以下のようなUTMパラメータを設定してメール配信を行っている場合:
- utm_source=newsletter
- utm_medium=email
- utm_campaign=20250501
Google Analyticsのレポート上で、
- utm_source=afjfyfggfe
- utm_medium=email (mediumは大体合っている)
- utm_campaign=xvecvm-afc53
のような、意図しないランダムな文字列が表示されてしまうことがあります。
主な原因:メールマーケティングツールの自動付与
この現象の最も一般的な原因は、メールマーケティングツール(例:Mailchimp、Benchmark Email、SendGridなど)が自動的に独自のトラッキングIDをUTMパラメータとして付与・上書きしていることです。
多くのメール配信サービスは、配信メールの効果測定やクリック追跡のため、
- utm_source
- utm_campaign などのパラメータを自動で生成し、元々設定した値を上書きする仕様になっています。
このため、Google Analytics上では「afjfyfggfe」や「xvecvm-afc53」など、ツール側で生成されたランダムなIDが表示されることになります。
具体例
- Mailchimpでは「Google Analyticsリンクトラッキング」機能をONにすると、utm_sourceやutm_campaignが自動で上書きされます。
- Benchmark EmailやSendGridなど他のツールでも同様の自動付与機能があります。
対処法
(注)以下の対象法は効果がある場合もありますが、必ずしも効果があるわけではありません。 実際、わたしはこの問題を解決できず、諦めました。
1. メール配信ツールの設定を確認・変更する
- Google Analytics連携や自動トラッキング機能をOFFにする
- カスタムUTMパラメータを保持できるか、ツールのドキュメントやサポートに確認する
- 一部ツールでは、手動で設定したUTMパラメータを優先するオプションや、カスタム値を指定できる場合があります。
- メール配信前に、実際の配信URLをプレビュー・テストし、UTMパラメータが意図通りか確認する
2. どうしても自動付与が避けられない場合
- Google Analytics側で、該当のランダムなutm_sourceやutm_campaignをフィルタ・グルーピングしてレポートを見やすくする。
- どのIDがどの配信に対応しているか、メール配信ツール側のレポートと突き合わせて管理する。
3. その他の補足的な原因
- URLリダイレクトや短縮URLサービス:リダイレクト時にパラメータが失われる・書き換えられる場合があります。
- JavaScriptやサードパーティスクリプト:ページ内のJSがURLを改変している場合があります。
- ブラウザ拡張機能やセキュリティソフト:一部の拡張機能がパラメータを変更・削除することがあります。
- サーバーサイドの処理:サーバー側でURLパラメータを書き換えている場合も稀にあります。
これらは稀なケースですが、メール配信ツールの設定を見直しても解決しない場合は、順に切り分けて調査してください。
まとめ
- afjfyfggfeのようなランダムなUTM値は、ほとんどの場合メール配信ツールの自動付与が原因です。
- まずはツールの設定・仕様を確認し、必要に応じて自動トラッキング機能をOFFにしましょう。
- それでも解決しない場合は、他の要因も順に切り分けて調査してください。
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