
Canvas LMSでMentimeterを使う方法。匿名と成績連携の選び方
Canvasの授業にMentimeterを置くときは、まず匿名で意見を集めるのか、学生の参加や成績を記録するのかを決めます。匿名の活動はModuleの項目として追加でき、成績に使う活動はCanvasのAssignment(課題)として配置します。
どちらの経路にも「External Tool」という項目が出てきますが、学生の参加方法と、結果を成績表へ同期できるかが異なります。管理者による連携が済んでいることを確かめたうえで、授業の目的に合う方を選びましょう。
匿名の活動はModule、成績を扱う活動はAssignmentに置く

授業への質問や感想を匿名で集めたいなら、CanvasのModuleにExternal Toolの項目としてMentiを追加します。学生はCanvasから開けるほか、授業中ならQRコードやMentiコードからも参加できます。
この匿名活動の回答は、学生ごとの成績としてCanvasに同期できません。授業前後に各自のペースで回答してもらいたいときは、MentiをSurvey設定にする方法もあります。
出席、参加度、クイズの正答を成績表へ反映したい場合は、CanvasでAssignmentを作り、提出タイプにExternal Toolを選びます。成績対象の活動では、学生にCanvasの課題から参加してもらいます。
たとえば、授業の理解しにくかった点を自由に聞く活動は匿名のModule項目、参加状況を記録する活動はAssignmentという選び方ができます。学生には、どちらの目的で回答を集めるかも伝えておきましょう。
使えるのはEnterpriseのMenti Live。管理者による連携導入を先に確認する

CanvasのLTI連携を使えるのは、Mentimeter EnterpriseのMenti Liveです。LTIは、Canvasのような学習管理システムと外部ツールを連携するための方式で、Menti FormやPulseはこの連携の対象ではありません。
教員が授業で使う前に、CanvasとMentimeterの管理者がLTI 1.3の連携を導入します。管理者はCanvasから共有する利用者データや、教員がツールを見つける配置場所も設定します。
コースにMentimeterが見当たらない場合は、契約と連携の導入、対象コースでの利用が可能かを管理者に尋ねてください。導入作業の詳細は、Canvas連携の管理者向け公式ガイドで確認できます。
成績に使う場合は、回答を始める前に、参加者の識別方法、Canvasから共有するデータ、Mentimeterの Collect participant names 設定を管理者に確認します。Canvas向けの公式手順は、この設定の有効化と、投票前に Names & Login をオンにする手順を案内しています。
一方、公式FAQには氏名を共有しない場合に学生IDを使う説明もあります。自分の組織でどの情報が共有され、成績同期が可能かを確認してから、学生へ参加方法を案内しましょう。
Canvasで既存のMentiを選び、学生に見える状態にする
匿名の活動なら、CanvasのCourseで対象のModuleを開き、項目を追加する「+」から External Tool を選びます。続けてMentimeterを選ぶと、使うMentiを指定できます。
成績対象なら、CourseのAssignmentsで課題を作成し、提出タイプを External Tool に変更します。Find からMentimeterを選んで開き、課題に使うMentiを指定します。
初めてCanvasからMentimeterを使うときは、Mentimeterへのログインによってアカウントを連携します。その後、アクセスできる既存のMentiから授業用のものを選びます。
Assignmentに追加したMentiは、Canvasの課題から編集やプレビューもできます。授業で使う質問を見直し、準備ができたらCanvasの項目または課題を公開しましょう。
学生はCanvasのコースから公開された項目や課題を開き、質問に回答します。AssignmentではCanvasアカウントで確認されるため、学生が別途Mentimeterにログインする必要はありません。
成績対象の活動を授業中に進行する場合は、Mentiを発表し、学生にCanvasの課題を開いて回答するよう伝えます。匿名のModule活動ではQRコードやMentiコードも使えますが、成績を同期したい活動ではCanvasの課題からの参加を案内してください。
成績はResultsから手動で同期し、評価する内容を一つ選ぶ

成績対象の活動が終わったら、教員がMentiの Results を開き、Sync to LMS から同期します。成績は自動で送られるのではなく、教員が実行する必要があります。
1セッションで選べる評価方式は、出席、参加度、クイズの正答のうち一つです。授業で何を記録したいかに合わせて、次のように選びます。
Attendance(出席)は、参加して少なくとも1問に回答したかを記録します。開いただけで回答していない学生は出席として扱われません。Participation(参加度)は、回答した対話型の質問数に基づきます。クイズかどうかを問わず、対話型の質問への回答が対象です。Quiz accuracy(クイズの正答)は、Quiz CompetitionのSelect AnswerとType Answerの正答を対象にします。クイズの質問がなければ、この方式の成績は計算できません。
Quiz Competitionの質問はSurvey設定では使えず、授業中の発表で利用します。
方式を選んで同期したら、完了表示が出るまで待ち、CanvasのGradebookで反映を確認します。各方式の詳しい説明は、成績同期の公式ガイドにも掲載されています。
後から学生が追加で回答した場合は再同期できますが、新しい同期は前回同期した成績を上書きします。Canvas側で成績を調整している場合、その変更にも影響する可能性があるため、再同期の前に確認してください。
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