
複数の評価項目を同じ尺度で聞くMenti Formの設定
研修後のアンケートで、説明の分かりやすさと演習時間の十分さを、同じ基準で尋ねたいことがあります。Menti Formの「Scales」は、複数の評価項目を一つの尺度で聞ける質問形式です。
回答者は各項目について、両端の値の間でスライダーを動かして答えます。どの項目にも同じ意味で数値を選んでもらえるよう、項目の文とラベルを整えましょう。
Scalesは複数の項目を同じ物差しで尋ねる形式
Scalesでは、評価したい文を一つ以上用意し、それぞれについて程度を尋ねます。例えば「研修の各項目を評価してください」という質問に、「説明は分かりやすかった」「演習時間は十分だった」という二つの項目を置く方法があります。
どちらの項目にも、「まったくそう思わない」から「とてもそう思う」までの共通の尺度を使います。これは説明用の質問例であり、実際の研修や回答結果を示したものではありません。
各項目は、Mentimeterのガイドで「statement」と呼ばれています。説明と演習のように、比較したい観点を分けて書くと、回答者はそれぞれについて考えられます。
例えば「説明が分かりやすく、演習時間も十分だった」と一文にまとめると、一方だけに同意する人は答えにくくなります。評価したい点ごとに文を分けると、どの観点について尋ねているかが明確になります。
同じ尺度を使うときは、項目文の向きもそろえておくと読みやすくなります。上の例なら、どちらも高い側ほど肯定的な評価になるように書いています。
+ CreateからScalesを加え、評価項目を増やす

新しいFormを作る場合は、ダッシュボードの「New Menti +」から「Menti Form」を選び、編集画面を開きます。既存のFormに加える場合は、そのFormを編集画面で開きます。
編集画面でScalesを選べる場合は、「+ Create」を開いて「Scales」を選びます。質問が追加されたら、質問欄をクリックし、「研修の各項目を評価してください」のように入力します。
「Scales」が一覧に見当たらない場合は、利用中のアカウントでの利用可否をMentimeterに確認してください。
その下の説明欄には、答え方を短く添えられます。例えば「各項目について、近い数字を選んでください」と書けば、回答者に求める操作を伝えられます。
評価項目は、各statementの欄を直接編集して入力します。項目を増やしたいときは、既存の項目の下にある「+ Add statement」を選びます。
研修の例なら、説明についての文を一つ入力し、演習時間についての文を追加します。別々の項目として並べることで、何について答えているかを区別できます。
各項目の文章は、回答者が実際に経験した内容に合わせて具体的にします。項目の意味が重なりすぎていないかも、追加後に読み返しましょう。
両端と各値のラベルで数字の意味をそろえる

数字だけでは、低い側と高い側がそれぞれ何を意味するかが伝わりにくくなります。Scalesの両端には、回答者が判断するための言葉を付けられます。
両端のラベルは、質問画面上のラベルをクリックして直接編集します。研修例では、低い側を「まったくそう思わない」、高い側を「とてもそう思う」とすると、項目にどの程度同意するかを聞けます。
途中の値についても意味を示したい場合は、Editパネルで尺度の各値に個別のラベルを付けられます。両端に加えて、それぞれの値をどう解釈してほしいか、必要に応じて言葉を補いましょう。
例えば中間に相当する値がある尺度なら、「どちらともいえない」といったラベルを添える考え方もあります。回答者にとって、その値を選ぶ意味が伝わる言葉を選びます。
複数の項目を同じ尺度で聞く場合は、高い側の意味が途中で逆転しないかも確認します。例えば「演習時間が短すぎた」と否定的に書くと、高い側を選んだ意味が、肯定的な「説明は分かりやすかった」と変わります。
項目の向きをそろえるのは、回答を読み違えにくくするための設計上の工夫です。質問文、各項目、両端の言葉を続けて読み、同じ基準で答えられるか確かめてみてください。
Response requiredは答えられる項目か考えて決める

質問への回答を必須にする場合は、Editパネルの「Response required」を有効にします。オンにすると、回答がないまま次へ進むことはできません。
設定する前に、回答者がその内容を評価できるか考えましょう。例えば演習を受けていない人も回答するフォームなら、「演習時間は十分だった」という項目をどう尋ねるか、質問の構成から検討する必要があります。
全員から評価を集めることが目的の場合でも、どの体験について尋ねるのかが曖昧だと、回答者は適切な数字を選びにくくなります。質問の範囲と説明を整えたうえで、必須にするか決めてください。
必須設定を使わない場合も、その質問が任意であることや、何を評価してほしいかを説明欄で伝えられます。参加者にとって答えやすい形になっているか、公開前に見直しましょう。
数値の理由も必要なら自由記述を別に尋ねる
Scalesは、各項目をどの程度そう思うか尋ねたいときに使えます。ただし、選ばれた数値だけでは、なぜその評価になったかまでは分かりません。
理由や改善案が必要なら、別にOpen Endedの質問を用意する方法があります。例えば「研修について改善してほしい点を一つ教えてください」と尋ねると、数値では表しきれない意見を文章で集められます。
自由記述も、何について書いてほしいかを短く伝えることが大切です。先ほどの尺度と合わせて、説明の内容や演習時間などを振り返るための質問にできます。
公開前には、公式のテスト手順のように、編集画面の「Share」で参加リンクをコピーして開き、回答者の画面で質問とラベルのつながりを確かめられます。テストで送信した回答は結果に残るため、本番回答を集める前に扱いを決めておきましょう。
編集を終えたら、質問文、項目の向き、両端と各値のラベル、必須設定を一続きに読み返します。FormのScales公式ガイドも参照しながら、回答者が同じ物差しで答えられる形に整えましょう。
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