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2×2 Gridの点は何を表す?平均位置と意見のばらつき
Mentimeter

2×2 Gridの点は何を表す?平均位置と意見のばらつき

最終更新日:
阿部隼也
阿部 隼也
AIイノベーションズ 代表取締役社長 | x.com/ai_abe_shunya
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会議で施策を比べるとき、期待する効果と実行しやすさを一緒に聞きたいことがあります。Mentimeterの「2 by 2 Grid」では、それぞれの候補を二つの観点で評価できます。

結果のグリッドに出る丸は、候補ごとの回答をまとめた位置です。丸が一つの場所にあっても、参加者全員が同じ評価をしたとは限りません。

グリッド上の丸は候補ごとの集計位置

2 by 2 Gridは、ライブ発表向けの「Menti Live」で使える質問型です。参加者は、進行役が用意した候補をそれぞれ二つの軸で評価します。

回答が集まると、候補ごとの丸がグリッド上に表示されます。この位置は、公式ガイドで「加重平均」と説明されている、回答をまとめた座標です。

丸を見るときは、まず横軸と縦軸が何を意味するかを確かめます。たとえば、右に行くほど期待する効果が高く、上に行くほど実行しやすい軸なら、右上の候補は両方とも高い側に位置します。

ただし、軸の意味が変われば右上の解釈も変わります。点の位置だけを見て最適な施策が決まったと考えず、候補ごとの理由や実際の条件も話し合いましょう。

個別座標を見れば、平均の周りの散らばりも確かめられる

候補ごとの加重平均の丸と、カーソルを合わせたときに見える個々の回答座標を対比した模式図

同じような集計位置でも、回答が近いところに集まっている場合と、広く散らばっている場合があります。集計の丸だけでは、その違いは読み取れません。

発表画面で候補の丸にカーソルを合わせると、個々の参加者が選んだ座標を図で確認できます。上の図は集計位置と個別座標の関係を説明する模式図で、実際の投票結果ではありません。

たとえば、一つの候補について高く評価する人と低く評価する人が離れているなら、それぞれが何を前提に考えたのか聞いてみます。効果の見込みと実行しやすさのどちらで意見が分かれているかによって、次に確認したいことも変わります。

50人以上ではホバー展開が行われない

参加者が50人以上の場合、発表画面では丸にカーソルを合わせても個別の分布は展開されません。内訳を見たい場合、条件が合えばExcelに書き出す方法があります。

Excel書き出しは、回答を受け取ったMenti Liveで、Basic・Pro・Enterpriseプランが対象です。Freeプランでは利用できません。

対象のMentiを編集画面で開き、「Results」の書き出しメニューから「Spreadsheet (XLSX)」を選ぶと、回答をExcel形式で保存できます。ファイルには回答者に番号を付けた「Voters」シートや、セッションごとの結果シートが含まれます。

Votersでは、同じ番号の回答者が各質問にどう答えたかをたどれます。複数のセッションがある場合は、過去の結果もファイルに含まれます。

Enterpriseでは、ワークスペースの「Limited results export」が有効だと、いずれかのセッションの参加者が10人未満の場合、そのMentiのExcel書き出しが無効になります。書き出せないときは、回答の有無とプランに加え、管理者にこの設定を確認しましょう。

条件や手順はExcel書き出しの公式案内でも確認できます。

質問と候補、二つの軸を編集画面で決める

二つの施策候補と、右が期待する効果の高い側、上が実行しやすい側になるよう設計した二軸の例

Menti Liveの編集画面で「+ New slide」から新しいスライドを追加し、「2 x 2 Grid」を選びます。スライド上部の見出しに質問を入力し、各項目欄に評価してほしい候補を入れます。

質問の例は「次に検討する施策を二つの観点で評価してください」です。候補には、たとえば「問い合わせ導線の改善」と「社内マニュアルの更新」を置きます。

一枚の2 by 2 Gridに設定できる候補は最大10項目です。候補の順序は変更できるので、参加者が比べやすい並びに整えます。

候補同士を同じ軸で比べるため、検討する対象や期間を揃えておくのも一つの方法です。

次に軸名を入力し、「Range」で評価の範囲を調整します。図の例では横軸を「期待する効果」、縦軸を「実行しやすさ」としています。

作成手順と候補数の詳細は、2 by 2 Gridの公式ガイドと項目数の案内を参照できます。

高い値・低い値が何を意味するかをそろえる

軸を設定したら、どちらが高い側かを参加者に伝えます。先ほどの例なら、右ほど効果が高く、上ほど実行しやすいと説明します。

「効果」が何に対する効果なのか、「実行しやすさ」をどの期間や体制で考えるのかも、質問の前に共有しておくと判断を比べやすくなります。たとえば、問い合わせ対応の負担を減らす効果なのか、利用者が手続きを進めやすくなる効果なのかで、評価の視点は変わります。

参加者は候補ごとに二つの軸を評価する

問い合わせ導線の改善という候補を期待する効果と実行しやすさの二つから評価し、該当しなければSkipを選ぶ考え方の図

参加者は、候補ごとに二つの尺度を使って評価します。「問い合わせ導線の改善」なら、まず期待する効果を考え、次に実行しやすさも別の尺度で答えます。

候補について判断する材料がない場合は、その項目の「Skip」で評価を飛ばせます。進行役は回答前に、二つの軸の意味と、分からない候補を飛ばせることを案内するとよいでしょう。

二つの軸で意見を集めたら、まず候補の集計位置を見て、必要に応じて個別の回答を確かめます。丸の位置と意見の散らばりを分けて読み、次に検討する候補や、その理由を参加者と話し合いましょう。

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