
全項目を並べる?上位だけ選ぶ?Rankingの回答と集計
会議で複数の施策や議題の優先順位を聞きたいとき、Mentimeterの「Ranking」では参加者に候補を並べてもらえます。すべての候補を順位付けすることも、上位に置きたいものだけを選ぶこともできます。
集計結果は、1位に選ばれた回数だけで決まるわけではありません。候補数と回答した順位に応じて点数が付くため、作成と回答の方法に加え、点数の意味も押さえておきましょう。
Rankingの質問と候補をMenti Liveに用意する
Rankingは、Mentimeterのライブ発表向けの形式「Menti Live」で使える質問スライドです。編集画面の「+ New Slide」から「Ranking」を選び、スライドの見出しに質問、その下に順位付けする候補を入力します。
Menti LiveのRankingに入力できる候補は、公式案内によると最大12件です。これは用意できる候補の上限であり、参加者が必ず12件すべてに順位を付けるという意味ではありません。
たとえば「次の会議で先に議論したい採用施策は?」と尋ねるなら、「採用サイトの改善」「応募フォームの見直し」「面接日程の調整」など、同じ問いに沿って比べられる候補を並べます。上限まで項目を増やすより、参加者が同じ基準で判断できる候補に絞ると、結果を話し合いやすくなります。
「効果が大きい順」なのか「先に着手したい順」なのかによって、同じ候補でも並びは変わり得ます。何の順番を聞きたいのかを質問文で具体的にすると、参加者も判断しやすくなります。
回答では選択メニューで項目を入れ、上下矢印で順序を直す

参加者は回答画面の選択メニューから、順位を付けたい項目を選びます。並びを変えたいときは、上下の矢印を使って順序を調整できます。
5候補がある質問なら、5つすべてを並べることも、上位に挙げたい2つだけを選ぶこともできます。必要な項目を選んで順序を整えたら、回答画面の案内に沿って回答します。
進行役は、全候補の順番を知りたいのか、それとも上位だけを聞きたいのかを、質問文や口頭で伝えておくとよいでしょう。回答範囲が揃うと、選ばれなかった項目をどう読むかも話し合いやすくなります。
これは回答を揃えるための案内です。主催者が順位を付ける件数を固定する設定は、確認した公式ヘルプでは示されていません。
5候補の例なら、1位5点から下がり未選択は0点

Rankingは、回答された順位に点数を付けて集計します。Mentimeterの公式ヘルプでは、この方式を「Borda count」と呼んでいます。
質問の候補が5件なら、1位に選んだ項目は5点、2位は4点、3位は3点、4位は2点、5位は1点です。その回答で選ばれなかった項目は0点になります。
1位の点数は、その人が選んだ項目数ではなく、質問に用意された候補の総数に応じます。たとえば5候補のうち上位2つだけを選んでも、1位は5点、2位は4点です。
ここで、候補A〜Eの5件に3人が回答したと仮定します。説明のための例であり、実際に集めた投票結果ではありません。
- 1人目はAだけを1位に選び、B〜Eは選ばない。
- 2人目はBを1位、Aを2位に選び、C〜Eは選ばない。
- 3人目もBを1位、Aを2位に選び、C〜Eは選ばない。
Aは1人目から5点、2人目と3人目からそれぞれ4点を得て、合計13点です。Bは1人目が未選択なので0点、残る2人からそれぞれ5点を得て、合計10点になります。
この例では、Bの1位票は2票で、Aの1位票は1票です。それでもAは2人からも2位に選ばれたため、合計点ではBより上になります。
C〜Eは3人とも選ばなかったので、それぞれ0点です。点数の付け方はRankingの公式ガイドでも確認できます。
集計順位は合計点として読み、未選択の理由を決めつけない

結果の並びは、参加者の順位付けから計算された合計点を表します。上位の項目を、単純に「最も多くの人が1位に選んだ項目」と言い換えないようにします。
5候補をすべて並べた回答では、5位に置いた項目にも1点が付きます。一方、選ばれなかった項目はその回答では0点です。
ただし、0点だけでは、その人が項目を重要でないと考えたのか、上位だけを選んだのかは分かりません。誰からも選ばれなかった項目は結果の下に表示されますが、理由を知るには参加者に別途尋ねる必要があります。
発表が終わった後は、編集画面の「Results」を開き、「Questions」で質問ごとのグラフと回答者数を確認できます。上位項目を次の議論の出発点にし、なぜ優先したいのかを参加者に聞くと、順位の背景も共有できます。
候補数が変われば1位に付く点数も変わります。候補数や回答者数が異なる質問どうしで、合計点だけをそのまま比べないようにしましょう。
重要度の差を点数で表してほしいなら100 Pointsを検討する
Rankingでは、1位と2位の得点差は配点規則上の1点です。参加者がその2項目の重要度をどれほど違うと感じたかまでは表しません。
候補への重みを参加者自身に点数で示してもらいたいなら、別の質問型「100 Points」も選択肢です。こちらは参加者が合計100ポイントを各項目に配分します。
まず順番を聞きたいならRankingを使い、全候補か上位だけかを伝えてから回答してもらいます。集計後は合計点と未選択の扱いを踏まえ、上位に挙がった理由を次の議論で確かめましょう。
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