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Mentimeterの投票は匿名?主催者に見える回答を整理
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Mentimeterの投票は匿名?主催者に見える回答を整理

最終更新日:
阿部隼也
阿部 隼也
AIイノベーションズ 代表取締役社長 | x.com/ai_abe_shunya
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Mentimeterの通常のMenti Live投票では、参加者に名前の入力やログインを求めずに回答を集められます。ただし、名前を集めない場合も、主催者の結果画面では参加者番号ごとに複数の回答を確認できます。

「匿名」という言葉だけで判断せず、誰に何が見えるかを分けて考えることが大切です。名前の収集やログインの設定、質問に書かれた内容によっても、確認できる情報は変わります。

通常の投票でも、主催者は参加者番号ごとの回答を見られる

氏名入力なしの回答から質問ごとの集計、参加者番号ごとの回答へ進む概念図。番号だけで氏名は分からない

名前を集めない通常の投票では、参加者は氏名を入力せずに回答できます。主催者は「Results」で集まった回答を確認しますが、見方には質問ごとの集計と参加者ごとの一覧があります。

「Questions」タブでは、各質問にどのような回答が集まったかを見られます。「Participants」タブでは、同じセッション内の回答が「Participant 1」のような番号ごとに並び、一人の複数の質問への回答を追えます。

この番号は回答をまとめて見るためのもので、番号自体が氏名を示すわけではありません。Results画面の公式ヘルプでは、名前を収集していないセッションを「Anonymous session」と表示すると説明しています。

Basic以上では、結果をExcelに書き出すこともできます。「Voters」タブにも参加者番号ごとの回答が入り、名前の収集や質問内容によっては、入力された名前などが結果に含まれます。

発表画面で隠した回答もResultsには残る

発表中に他の参加者へ結果を見せるかどうかは、主催者の結果画面とは別に考えます。「Private responses」や「Hide responses」で発表画面から回答を隠しても、主催者はResultsで回答を確認できます。

会場への投影や画面共有では、表示設定に応じて集計や自由記述の回答が参加者にも見えます。どの画面を見せるかと、主催者が結果を確認できるかを分けて案内しましょう。

運営側の通信ログは主催者の結果画面とは別

Mentimeterのプライバシーポリシーには、参加者のIPアドレスや端末情報などの処理と、安全管理のための通信ログについて説明があります。参加者が氏名を入力しないことと、サービス運営側が通信に関する情報を扱うことは別の話です。

この説明から、主催者がResultsで参加者のIPアドレスと回答を見られるとは言えません。運営側のログの扱いと、主催者が結果画面で確認できる内容を区別する必要があります。

参加者名の収集・表示・SSOログインは別設定

参加者名の収集、他参加者への名前表示、Verified ParticipantsのSSO入場制限を分けた比較図

「Participant names are required」は、参加者に名前の入力を求める設定です。有効にすると、主催者や編集者はResultsで入力された名前と回答を確認できます。

「Show names to participants」は、収集した名前を他の参加者にも表示するための別の設定です。発表画面に表示された名前は、会場への投影や画面共有を通じて見えることもあります。

名前の収集はMenti LiveのProまたはEnterpriseで使える機能ですが、管理者が利用を制限している場合もあります。対象のMentiで名前の入力を求めているか、他の参加者に表示するかをそれぞれ確かめましょう。

「Participants are required to log in」は、組織のSSOでログインしてから参加するよう求める設定です。Enterprise向けの「Verified Participants」を使い、管理者が参加者用SSOを事前に設定する必要があります。

SSOログインだけで主催者に氏名付き回答は見える?

公式の設定ガイドでは、SSOログインだけなら主催者のResultsで氏名と回答は結び付かないと説明しています。名前の収集設定を併用すると、名前付きで確認できるとしています。

一方、参加者向けの公式ガイドには、認証を通じて渡される氏名やメールと回答の保存についての記載があります。Resultsの説明にも、Verified Participantsで回答者が分かるとする記述があります。

公開資料だけでは、これらの説明がそれぞれどの条件に当たるかや、内部での保存の扱いを確定できません。対象のMentiで名前の収集とSSOの設定、結果の共有範囲を組織の管理者に確認し、参加者への案内に反映しましょう。

クイズ名や質問で集める情報も匿名性を変える

クイズの表示名、Quick Form、自由記述、Menti Form Fieldsで個人を推測できる情報が入る例の概念図

「Quiz Competition」では、参加者は提案された名前や自分で入力したニックネームを使えます。順位表に載った表示名は他の参加者にも見えるため、実名などを入力すれば誰のことか分かる可能性があります。

Menti Liveの「Quick Form」では、氏名やメールアドレスなどの入力欄を設けられます。入力された情報は主催者のResultsに現れ、Excelでも同じ参加者の回答を追えると公式ヘルプは説明しています。

「Open Ended」の自由記述でも、回答文に氏名や所属などを書けば、その内容が識別の手掛かりになります。自由記述を発表画面に表示する設定なら、他の参加者にも回答文が見えます。

Menti Liveとは別の「Menti Form」でも、「Fields」を使って氏名や連絡先の入力欄を作れます。名前の収集設定だけでなく、各フォームや質問が実際に何を尋ねているかも確認してください。

「匿名」と案内する前に対象のMentiと共有先を点検する

開催前には、参加者名の入力が必要か、名前を他の参加者に表示するか、SSOログインが必要かを対象のMentiで確認しましょう。個人情報を尋ねる欄があるか、結果を誰が見られ、どのように共有・書き出すかも確認します。

設定項目や結果の書き出しは、プランや管理者の権限・制限によって使えない場合があります。少人数の集まりや自由記述では、氏名欄がなくても、回答内容や周囲の状況から誰の回答か推測される場合もあります。

たとえば通常の投票で、氏名を求める設定も設問も使わず、集計を参加者に表示する場合は、「名前の入力は求めません。主催者は参加者番号ごとの回答を確認でき、集計結果は参加者に表示します」と案内できます。

実際の設定と共有範囲に合う言葉で説明できるよう、対象のMentiと案内文を開催前に見直しましょう。

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