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AIへの指示に何を入れる?Mentimeterの作例と考え方
Mentimeter

AIへの指示に何を入れる?Mentimeterの作例と考え方

最終更新日:
阿部隼也
阿部 隼也
AIイノベーションズ 代表取締役社長 | x.com/ai_abe_shunya
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MentimeterのAI Assistantに「資料を作って」と頼むとき、何を伝えればよいか迷うことがあります。まずは、会で扱うテーマと、参加者と一緒に達成したいことを短く書いてみましょう。

必要に応じて対象者や時間、質問の形式を加えると、自分の会に合う下書きの方向を伝えられます。初稿を見て修正を頼み、最後は人が内容を確認するところまでが準備です。

指示の芯は「テーマ」と「達成したいこと」

指示文のTopicとGoalを基本とし、任意のContextや時間、人数、質問形式を加える3要素の図

Mentimeterの公式ガイドは、指示に入れる内容として「Topic」「Goal」「Context」を挙げています。Topicは会のテーマ、Goalはその会で達成したいこと、Contextは誰のための会かといった背景です。

Contextは任意の情報として紹介されています。最初からすべての条件を埋めようとせず、まずはテーマと目的を伝え、分かっている背景を足していきましょう。

たとえば、次は新任担当者向けの研修を想定した、この記事の作例です。

新任担当者向けに、顧客からの問い合わせへの答え方を練習する研修を作りたい。

この文では「問い合わせ対応」がテーマで、「答え方を練習する」が目的です。「新任担当者向け」という対象者の情報も加えています。

「問い合わせ対応の資料」とだけ伝えるより、何を扱い、参加者に何をしてほしいのかが分かります。TopicやGoalという英語を入力する必要はなく、自分の言葉で会の目的を伝えれば十分です。

参加者の背景が分かっていれば、初めて担当する人なのか、すでに経験のある人なのかも添えられます。どこから説明してほしいかを示す手がかりになります。

人数・時間・質問形式は必要なときに足す

短い振り返り依頼と、営業チーム10人・30分の目的や質問形式を加えた作例を比べる図

会の条件が決まっていれば、参加人数や使える時間、参加者の経験を添えると、下書きの方向をより具体的に伝えられます。選択式で答えてほしいのか、自由に意見を書いてほしいのかといった希望も、必要に応じて加えます。

たとえば「振り返りのMentiを作って」だけでは、何を振り返り、何を持ち帰りたい会かが伝わりません。次は、架空の営業チームの会を想定した作例です。

営業チーム10人、30分の振り返りを作りたい。今月の成功と改善点を整理し、冒頭は選択式、最後は自由記述にしたい。

この例では、参加者と時間に加えて、整理したい内容と質問形式を伝えています。10人や30分は作例の会の条件で、Mentimeterの参加人数や利用時間の上限ではありません。

まだ形式を決めていなければ、最初はテーマと目的だけでも構いません。下書きを見た後で、会の長さに収まりそうか、選択式と自由記述をどう組み合わせるかを考えられます。

用途に合わせて短い指示を書き分ける

研修なら、参加者が何を理解したり練習したりするかを書くと、求める内容を伝えやすくなります。先ほどの新任担当者の例なら、次のように質問の使い方を加えられます。

新任担当者が問い合わせ対応を練習できる研修を作りたい。選択式の確認問題と、最後に気づきを書く自由記述を入れてください。

この作例では、知識を確かめる質問と、参加者が自分の言葉で振り返る質問の両方を求めています。使う質問の種類をあらかじめ決めている場合に、その希望を伝える例です。

一方、チームの振り返りでは、練習する技能より、何を話し合いたいかが中心になります。営業チームの作例のように、うまくいったことと改善点を整理したいと伝えると、会の目的が分かります。

長い指示文を作ること自体が目的ではありません。自分の会で外せない目的と条件を選び、上の作例を参加者や話題に合わせて書き換えてみてください。

追加質問に答え、初稿を見て修正を頼む

最初の指示から、追加質問が来た場合の回答、初稿への再指示、人による最終確認へ進む図

Mentiの編集画面で星アイコンからAI Assistantを開き、作った指示を伝えます。AIから会のテーマや目標について追加の質問が来た場合は、分かる範囲で答えてください。

たとえば対象者について尋ねられたら、「問い合わせ対応を始めたばかりの担当者です」と答えられます。最初に書き切れなかった情報を、対話の中で補う方法です。

追加質問が来ない場合も、下書きを見てから参加者の状況や会の条件を自分で付け加えられます。

初稿ができたら、目的と合っているかを見て、変えたい箇所と変更内容を具体的に伝えます。「質問2の選択肢を新任者にも分かる表現に変えて」や「最後に2人で相談する問いを加えて」といった再指示が考えられます。

会の目的が変わった場合は、修正の理由も添えられます。たとえば、知識の確認より意見交換を重視したくなったなら、その目的を伝えて質問の構成を見直すよう頼みます。

一度の指示ですべてを決める必要はありません。必要な調整を依頼しながら、初稿を自分の会に近づけていきます。

発表前に質問と会の条件を人が確かめる

AIの出力は下書きとして受け取り、通常の編集画面で確認します。質問の前提が正しいか、選択肢に偏りや抜けがないか、組織で使う言葉が参加者に通じるかを見直しましょう。

作例のように30分と指定しても、質問を読んで答える時間や話し合う時間を含め、実際の進行に収まるかは発表者が確かめます。数字や固有名詞が含まれる場合も、手元の資料と照らし合わせて直します。

会社の情報を指示に含める前には、入力してよい内容について組織の利用ルールを確認してください。Mentimeterも、AIに関する方針で、個人情報や機微情報を自由入力の指示に入れないよう案内しています。

まずは会のテーマと達成したいことを書き、必要な条件を加えて依頼します。初稿への再指示と人による確認を通して、参加者に合うMentiに整えましょう。

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