
選択肢にない意見を聞く。Open Endedの質問と回答設定
会議や研修で、用意した選択肢にはない疑問や理由を聞きたいことがあります。Mentimeterの「Open Ended」なら、一つの質問に対して参加者が文章で回答できます。
質問を具体的にし、1人が送る件数と回答を見せるタイミングを決めておくと、集まった意見を話し合いにつなげやすくなります。
Open Endedは理由や疑問を文章で聞く
Open Endedは、ライブ発表向けの「Menti Live」で自由記述を集める質問型です。参加者が自分の言葉で答えるため、進行役が選択肢に入れていなかった意見や、判断の理由を聞く場面に向いています。
たとえば、研修の内容について「理解できた項目」を選択式で聞いた後、「もう少し詳しく知りたい点」をOpen Endedで尋ねる使い方があります。選択式では用意した候補から答えを選び、自由記述では候補に収まらない内容を書いてもらえます。
短い語句を集めて全体に目立つ言葉を眺めたいなら、Word Cloudも選択肢です。意見の理由や質問の内容を文章として読みたいときには、Open Endedを選ぶとよいでしょう。
一問を具体化し、200文字で答えられるようにする

Open Endedで送れる文章は、1回答につき最大200文字です。背景を何段落も書いてもらうより、短い文で答えられる問いに絞ると、参加者が何を書けばよいか分かりやすくなります。
たとえば「今日の説明で、もう少し詳しく知りたい点は?」と尋ねます。図の「申込後の手順を具体的に知りたいです」は、この質問に対する架空の回答例です。
「感想、改善点、今後やりたいことを教えてください」と一度に聞くと、どこから答えるか迷うかもしれません。まず知りたいことを一つ選び、別の話題も必要なら、質問を分けて用意します。
200文字は1件ごとの上限です。複数回答を受け付ける設定なら、参加者は一つの文章にすべて詰め込まず、異なる意見を分けて送れます。
スライドを作り、1人の回答件数を決める
Menti Liveの編集画面で「+ New Slide」を選び、「Open Ended」を追加します。スライド上部の見出しに、参加者へ尋ねる質問を入力してください。
次にスライドの回答欄を選び、「Edit」にある「Multiple responses per person」を確認します。この設定は初期状態ではオンで、1人が複数の回答を送れます。
一人につき最も気になる点を一つだけ聞きたいなら、設定をオフにします。複数の疑問や提案を集めたい場合はオンのままにし、回答を送った後に別の意見も追加できることを参加者に伝えましょう。
この複数回答設定は、全プランで利用できます。1人が複数件を送ると回答件数と回答した人数は同じとは限らないため、件数を読む際には区別します。
質問の作成と回答設定は、Open Endedの公式ガイドにも掲載されています。
回答が増えたときの並べ方を選ぶ

回答の並べ方は、編集画面でスライドの回答欄を選び、「Edit」から設定します。現行の公式ガイドでは「Speech bubbles」と「Flowing grid」の二つが案内されています。
Speech bubblesでは複数の回答が並び、画面に収まりきらない分は全画面表示の発表中に手動でスクロールして見られます。一つの回答に目を止め、内容を読みながら話したい場面に合います。
Flowing gridも回答を並べますが、回答が増えると自動でスクロールします。届いた意見の流れを画面に見せながら進めたいときの選択肢です。
発表中でも、プレゼンテーションメニューの「Show layout」から表示方法を変更できます。会場や共有画面で文章を読む時間を取りたい場合は、スクロールの仕方も進行に合わせて選びましょう。
回答をいつ見せるか、集める前に決める

回答の並べ方に加え、発表画面へ出すタイミングも選べます。編集画面で対象の質問スライドを選び、右側の「Edit」から次の設定を選びます。
「Instant responses」は、回答が届くとすぐにスライドに表示します。研修中の疑問をその場で共有し、参加者と一緒に読み進めたいときに使えます。
「Responses on click」は、発表者が操作するまで回答を隠します。十分に回答する時間を取ってから、進む矢印キーや「Show responses」で表示したい場合に選びます。
「Private responses」は、設定を変えるか手動で表示するまで、回答を発表画面に出しません。回答はResultsページで確認できるので、まず内容を見てから共有するか考えたいときに使えます。
発表中は、プレゼンテーションメニューの「Hide responses」と「Show responses」、またはキーボードの「H」で表示を切り替えられます。回答を隠している間も、参加者数やその質問への回答者数は画面で確認できます。
表示を隠す設定は、回答データを消すものではありません。個人的な感想を尋ねる場合などは、回答を誰に見せる予定かを先に伝え、公開の方法を決めておきましょう。
意図しない文面はフィルターだけに任せない
無料の禁止語フィルターは、Settingsの「Language preferences」で対象の言語を選んで使えます。該当する言葉は発表画面で隠すか伏せ字にできますが、すべての不適切な表現や個人情報を確実に取り除く機能ではありません。
意図しない回答が届いた場合は、個別の回答を発表画面から隠すこともできます。ただし、隠した回答も結果やエクスポートには残ります。
表示設定と個別非表示の扱いは、結果の表示に関する公式案内と回答を隠す方法で確認できます。
集まった文章を次の話し合いにつなげる
回答を読んだ後は、共通する疑問を取り上げたり、意見の背景を参加者に尋ねたりできます。すぐに結論を出すより、質問に対して何が書かれているかを確かめ、次に話す内容を選ぶとよいでしょう。
集まった意見から優先して扱うものを選びたいなら、回答欄を選んだ「Edit」で「Vote on Responses」を有効にし、回答への投票を加える方法もあります。この設定を有効にしたMenti Liveは、Survey modeにできないため、参加者が各自のペースで回答する方式を使いたい場合は事前に選び分けます。
回答が多く集まり、AI Groupingを利用できる場合は、文章をテーマ別に整理できます。分類された回答の内容を読み、どの意見を会議で取り上げるかは進行役と参加者で考えます。
まずは一つの問いを作り、1人の回答件数と表示方法を決めてみてください。回答に必要な時間を取り、集まった文章を次の話し合いに生かしましょう。
ブログ