Kling(クリング)とは?今話題の中国製動画生成AIの使い方
TikTokのライバル企業であるKuaishou(クアイショウ)が超高性能な動画生成AIをリリースしました。
その名も「KLING(クリング)」です!
KLINGは圧倒的にリアルで高画質な動画を作れるとSNS話題になっており、一部の人々の間ではOpenAIの動画生成AI「Sora」すらも超えていると言われています。

(GIF画像:tom’s guideから引用)
2024年2月にOpenAIがSoraを発表しましたが、未だサービスは公開されていません。
長い間待たされていることに、しびれを切らしているユーザーも多いのではないでしょうか。
そんな動画生成AIに期待しているユーザーの一筋の光ともいえるのが「KLING」です。
今回は謎多き中国の動画生成AIの性能や使い方について、詳しく見ていきたいと思います。
1. KLINGとは?
KLINGは、文字を入力することで動画を生成できるAIです。
1080pの高画質な動画を2分尺で作れることができると言われており、1秒間に含まれているフレーム数はなんど30枚で、かなりリアルに動くようです。
また、なんといってもKLINGは物理エンジンを搭載しており、実世界の法則に従った動きを動画として再現することができます。
百聞は一見に如かずということで、こちらの動画をご覧ください!
左に表示されているのが、中国の動画生成AIの「KLING」の動画です。対して、右側に紹介されているのが、OpenAIのSoraの動画です。
この動画を見比べただけでも、KLINGはSoraと遜色ない質の動画を生成していることがわかります。
それもそのはずで、KLINGを開発したクアイショウは中国の動画提供プラットフォームで、KLINGの開発に多くの動画をAI学習に使っていることが考えられます。
クアイショウはTikTokのライバル企業とも言われており、それだけAIの学習に使える動画データを有していることがわかるでしょう。
2. どれくらいリアルなの?
KLINGが話題になった理由は、圧倒的な「実世界の再現性」にあります。
例えば、下の画像では牛乳をカップに注いでいる画像ですが、カップの中の牛乳の量が牛乳を注いだ分だけ増えるのです。

(画像:Kuaishouから引用)
「カップに牛乳を注いだら、カップの牛乳の量が増えるのは当たり前でしょ」と思われる方もいると思います。
しかし、この当たり前のことを再現するのが動画生成AIは今まで苦手とすることでした。
KLINGやSoraの動画生成AIで優れている点は、その「当たり前」を再現する能力です。
これを可能にするのが物理エンジンという、実世界のルールをもとに動画を生成できるシステムです。
下の画像では、車のサイドミラーに景色が写っています。
ここでは、物理エンジンがサイドミラーの中にどのような風景が映るのかということをAIが計算しているのです。

(画像:Kuaishouから引用)
このように実世界を丁寧に反映できるAIこそが動画生成AIのキーポイントといえるかもしれません。
3. KLINGの使い方は?
現在、KLING運営はKLINGを使いたい人向けにウェイトリストを公開しています。
ウィトリストには「KuaiCut」と呼ばれるアプリから申し込みできるので、その方法をここでは紹介します。
ただ、申し込みには中国の電話番号が必要になるので注意が必要です。
↑2024年7月24日から電話番号を使わずに、KLINGを利用できるようになりました!メールアドレスとパスワードのみで動画生成が可能です。
①メールアドレスでサインインする方法
- KLING公式サイトにアクセスする。
- メールアドレスを登録する。
- AIで動画作ってみる。
ここで注意する点は、KLINGの公式サイトにウェブからアクセスすると、電話番号が必要になってしまう点です。
かならずこちらのURLからKlingを使うようにしてください。
ここからはKlingのサインイン方法を画像付きで説明していきます。
①Kling公式サイトにアクセス。
下のような画面が現れるので、赤い矢印が指す「Sign In」というボタンをクリックします。

(画像:KLING公式サイトより引用)
②「Sign up for free」をクリックして、アカウント作成。

(画像:KLING公式サイトより引用)
最初に現れる画面はすでにアカウントを持っているユーザーのためのログイン画面なので注意しましょう。
「Email」のところにメールアドレスを入力し、「Password」のところに任意のパスワードを設定してください。
パスワードはある程度強力なものでないと、再度入力が必要になるので注意が必要です。
③アカウント認証コードがメールに送られるので、入力。

(画像:KLING公式サイトより引用)
④マイページにどりつきます。

(画像:KLING公式サイトより引用)
以上がKlingにサインインする手順となります。
ここから動画生成をするときには、「AI Videos」をクリックして、動画生成をしていきます。
実際に下の章からAIで動画を作っていきたいと思います。
②Kling AIで動画を作る方法
アカウントにサインインできたら実際に動画を作っていきたいと思います。
Klingのマイページにアクセスし「AI Videos」をクリックすると、AI動画を作成できる画面にいけます。

(画像:KLING公式サイトより引用)
⑤プロンプトを入力し、AI動画を作成。
赤い矢印のところからプロンプトを入力できます。

(画像:KLING公式サイトより引用)
ここまでがAI動画を作成するまでの流れです。
「雪の中で遊ぶ犬」というプロンプトで動画を作ると、下にようになりました。
リアルですが少し遠くから映す動画になりましたね。

(画像:KLING公式サイトより引用)
プロンプトを詳しく設定すると、よりリアルで高品質な動画を作ることができます。
また、Klingではプロンプト以外にもオプションを変えて、自分好みの動画フォーマットに変えることも可能です。
③画質やカメラモーションの変更方法
Klingでは動画の画質やカメラモーションなどの設定を変更することができます。
プロンプトを入力する画面のすぐ下に、下の画像のような項目があります。これを変更することによって、動画のスタイルが変わります。

(画像:KLING公式サイトより引用)
一番上にある緑・水色バーを設定することで、動画のクリエイティブ度を変更することができます。
「Creativity」にバーが寄るほど、ダイナミックで創造性豊かな動画になります。振りすぎると、ハチャメチャな動画にもなったりします。
「Relevance」にバーが寄るほど、現実的でリアルな動画がつくれます。言い換えると、AI独特の荒っぽさがなくなっていきます。
7月24日現在、Modeは「High Performance(高効率)」のみで、これから「High Quality(高画質)」が追加されるようです。
Length(動画の長さ)も同様に、5s(5秒)のみの動画を作ることができ、将来的に10s(10秒)の動画も作れるようになるそうです。
Frame Ratioは動画のタテヨコ比率のことです。好みの比率を選んで選択しましょう。
さらに下の画面にいくと、カメラモーションを変更することができます。

(画像:KLING公式サイトより引用)
選べる設定は以下の通りです。
Horizontal(ヨコの動き)、Vertical(タテの動き)、Zoom(ズームイン・アウト)、Pan(水平方向の動き)、Tilt(傾き)、Roll(斜めの動き)です。
今後、より多くのカメラの動きが登場するようです。
最後に紹介するのは、「ネガティブ・プロンプト」です。ここでは、動画にしたくないプロンプトを入力していきます。

(画像:KLING公式サイトより引用)
よく入力されるプロンプトとしては、「低画質」や「ぼやけ」などです。
動画が低品質になったり、ぼやけてほしくない場合に使います。
その他にも、現実的な動画を作りたい場合には「アニメーション」、「アニメ」、「イラスト」などのプロンプトを入れることによって、アニメっぽい動画をさけることができます。
<番外編> 中国の電話番号でサインインする方法
KLINGのダウンロード方法は以下の通りです。
- 「KwaiCut」をダウンロードする。
- アプリを開いて最初の画面にある「AI玩法」という文字をタップ。
- するとパンダの画像とともに、「AI生视頻」という文字が現れるのでタップ。
- そこで会員登録を済ませる。(中国の電話番号が必要!)
- 申し込み完了!
カンタンに説明すると上の通りです。下では画像つきで、ダウンロード方法を紹介していきます。
アプリ内では中国語しか表示されないので、わかりやすく説明していきます。
① 「KwaiCut」をダウンロードする。
iOSの場合:→こちらをクリック。
Androidの場合:→こちらをクリック。
下の画像はiOSで「KuaiCut」をダウンロードしたときの画像です。

(画像:App Store Kuaishouより引用)
② アプリを開いて、「AI玩法」という文字をタップする。

(画像:Kuaishouアプリより引用)
③ パンダの画像とともに、「AI生视頻」という文字が現れるのでクリック。

(画像:Kuaishouアプリより引用)
④ 会員登録を済ませる!(中国の電話番号が必要!)

(画像:Kuaishouアプリより引用)
⑤これで会員登録が完了すれば、AI機能が開放されたのちにKLINGが使えるようになります!
AI相談.comでは、Kling以外の話題の動画生成AIも紹介しています。もし興味のある方は下記の記事もご覧ください!
→ LUMA Dream Machineとは?無料の動画生成AIの使い方
4. まとめ
いかがでしたでしょうか。
最先端の動画生成AIが中国企業からでていることがスゴイですね!
今までアメリカの企業が一強だと思われてきましたが、他の国でもどんどん優れたAIが開発されていることが伺えます。
日本でも動画生成AIがでてきてくれたら良いですね!
最後にAI相談.comでは、日常のリフレッシュになるLINEで使えるAIチャットボットを公開しています。
最先端のAIキャラクターをご用意していますので、AIについて気になる方はぜひ使ってみてください!
参考文献
・KLING Make Imagination Alive
・Forget Sora — Kling is a killer new AI video model that just dropped and I’m impressed
・OpenAI Sora’s biggest rival is here: Chinese AI model Kling creates videos with more accuracy
・China’s Text-To-Video AI Tool, Dubbed Sora Killer, Blows Everyone’s Mind
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